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サブノートPCの中心的な存在として人気を得る

ThinkPad 530CSは順調に販売台数を伸ばしていき、サブノートの中心的な存在として認知されるまでになりました。とはいえ、他社も手をこまねいていたわけではなく、次々と対抗の商品を市場に投入しています。そこで、負けじと発売したのが、Windows95をターゲットに開発されたThinkPad 535とThinkPad 560です。

 

ThinkPad 535は、530Cの後継機です。Mwaveを搭載しているという特徴を受け継いでいます。一方 ThinkPad 560は、前年に発売された701C/CSの後継機です。

 

ThinkPad 701C/CSはキーボードが分割して収納されるという特徴があり、B5サイズにフルサイズのキーボードを納めることができています。しかし560では、本体を薄型にすることでコンパクトにまとめるという手法が取られ、TrackWriteという分割収納のキーボードの採用は見送られました。これにより、本体サイズはA4と若干大きくなっています。

 

この2機種は、流行に乗ってPentiumを搭載しており、Windows95も快適な 画面を広く使えるSVGA(800×600ドット)にも対応しています。TninkPadサブノートの良い点を受け継ぎながら、高いスペックも持ち合わせているわけです。Windows95対応パソコンとして、高性能なノートパソコンと言えるでしょう。