カナダ、トロントのラッパーKid D'sとオンラインで一緒に作業して作った「Best Outcome」という曲と、それのビデオとが完成しました。
12月の中頃にMyspaceで「リミックスやらない?」とメールを貰って始まったこのコラボレーション。かかった日数は41日。やりとりしたメールは136通(曲で40、ビデオで96)。それと2回のオンライン・チャット。
大きいファイルのやりとりは、主にsendspaceを使いました。ここは300MBまで送れます。あまり大きくない時はYouSendItも使いました。ここのサイズ制限は100MBです。(ちなみに、日本のおくりん坊は250MBまでですね。英語ページがないですが。)
このコラボレーションを通じて学んだことは色々あるんですけど、音楽的なことや技術的なことの他に、「日本人が欧米人とコミュニケートする際の注意点」のようなものが分かった気がするので、これを日本の皆さんとシェア出来たらいいなと思って書いています。
私は日本で高校を出た後すぐに渡米して4年ほどアメリカ・イギリスで暮らしたので、いわゆる一般的な日本人のタイプとはちょっと違っているのだろうと想像します。
ですが、今回のように欧米人とマメに連絡を取り合いながら一つのゴールに向かって作業をしてみると、やはりお国柄がそれぞれ出るというか、あぁオレはやっぱり日本人的なんだなと感じました。
率直な意見交換が、特に「批判」が関わってくる場合に、上手くない。相手に「ここは良くない、あのパートはダメだ」と言われると、それをまるで宣戦布告か死刑宣告のように受け取ってしまう。
でも向こうの人にしてみると、こちらから「いや、オレはあれが好き」とか「その提案は飲めない」といった反論があることも想定した上で言ってる訳なんですね。別に変えろと命令するつもりで「あれはダメ」と言っているのではない。反論あってこそのディベートな訳で。
多分、批判の扱い方がヘタなのは私だけではなくて多くの日本人の方に共通なのではないかと思うんですよ。で、それは民主主義の歴史と関係があると思うんですね。
イギリスで「マグナ・カルタ」という、王の権限を制限する(つまり市民の自由を守る)ための法が制定されたのが1215年。実際に効力を出すのには時間がかかったということなんですけど、1641~49年のピューリタン革命が起きるとそこで絶対王政というのは終わる訳ですよね。
日本で1215年というと鎌倉時代ですか。1641年は江戸時代初期。市民の自由というのは、かなり度合いが低かっただろうと思います。お上に背いたと言って、裁判もなく処刑されたり切腹させられたりしてた訳ですから。マグナ・カルタは、そういう乱暴を一応禁止している訳です。
何だか話が大きくなりましたが、要は、欧米の人は反対意見を聞き合いっこしながら作業を詰めて行くのが上手いよ、っていう話です。
日本はインターネットが速いらしいですから、もっと海外の人とコラボする機会が僕にも皆さんにも増えるといいなと願っています。Thank you for reading.