日記1
Diary: 2008-09-04 Thu.
September 03 - 04 (和歌山)
(9月3日、2008)
10:00
町田。和歌山県の実家に帰省するため。
オンラインで予約しておいた新幹線のきっぷをここで受け取って新横浜に向かうつもりだったが、受け取りのためには予約時に使ったクレジットカードか予約番号のどちらかを提示しなければならず、どちらも持っていなかったので一旦帰宅せざるを得なくなる。
番号を控えておかなかったのは完全に僕の落ち度なのだが、 それにしてもJR職員の対応のマナーが不快だ。これだから元国営のJRは嫌いである。次からは新幹線ではなく空路にした方がいいかも知れない。
14:30
新大阪。途中、岐阜羽島?米原間で豪雨があったため新幹線が30分止まった。
新幹線のホームを出た所にある「ミヤコ亭」でさば塩焼き定食。となりにカレー屋が、その隣にラーメン屋があるが一瞬も迷わずここに入る。
冷奴付きの定食で栄養のバランスが良く、卵を付けても650円という安さで、しかもご飯のおかわりが自由だ。
17:00
御坊。和歌山県の海沿い中部に、御坊(ごぼう)という変わった名前の街がある。この名はかつて門前町として栄えたことに由来する。人口約2万7千人。
母の迎えの車で、入院している父を見舞う。父はチック病を患っており口がきけない。食事は腹部に繋がったチューブを経由した流動食。
一時期よりは顔色が良くなっているが、恐らくもう長くはない。ちょっとした家庭の事情で、僕は父とのコミュニケーションをあまり取れてこれなかった。そしてその埋め合わせをする機会は多分もう失われてしまっただろう。
そのことが残念だが、悔やんでも仕方がない。自分で自分の中に父親像というものを作り上げていくしかないと思う。
20:00
夕食。太刀魚、ヒラアジ、イサギの刺身。アジに「ヒラアジ」「ムロアジ」というように種類があることを初めて知る。母は漁師町の生まれなので魚にはとても詳しい。
(9月4日、2008)
13:00
歩いて20分ほどの所に住むAさんを訪ねる。この人は大阪から和歌山県日高町に引っ越して来たベテランのレコーディング・エンジニアで、自分で設計した家に住みインターネットで大阪やオーストラリアと繋いで仕事をしている。とても独創的なライフスタイルだ。
彼のゴールデン・レトリバーが不穏な動きを見せ吠え始めた。外を見ると、猿である。5・6匹はいる。家族だろうか。
19:00
帰りの新幹線の中で、ギル・エバンスが編曲で参加したマイルス・デイビスのアルバム「Quiet Nights」を聴く。僕はこの2人が一緒にやった作品がとても好きだ。「Birth of the Cool」、「Porgy and Bess」、「Sketches of Spain」もいい。
ギル・エバンスの編曲というのは、例えて言うなら音の遊園地である。遊園地にも色々あるだろうが、彼のにはメリー・ゴーラウンドもお化け屋敷もジェットコースターも観覧車も全部入っている。
(ところで、ジェットコースターは英語でroller coasterだ。これはうっかり間違えそうなので気をつけたい。)
エバンス・パークで食べるハンバーガーは栄養満点で、家路につく頃にはすっかりいい気分になっている。マイルスと出会った頃のギルは、友人のライブを見ながら外で買って来た大根をかじるを姿をよく目撃されている。苦労時代の長かった彼の芸術は庶民的なエンタテイメント感覚に満ちているのだ。
Diary: 2008-09-02 Tue.
September 01 (The Dark Knight)
10:00
「Pull It Down」のスコア作成。レッスン紹介ページに使う。そのうちスコア用のページを作るかも知れない。
15:00
水曜・木曜と和歌山の実家に帰るので、新幹線のきっぷを予約。空路にするか鉄道にするかかなり迷った。飛行機なら羽田?関西空港に1時間15分かかり、新幹線なら東京?新大阪に2時間15分かかる。飛行機を使った場合は片道1万4千円、鉄道なら1万5千円。
これだけ見ると、安くて速いなら空路にしようと思うのだが、そうすると乗り換えが多くなり全体の所要時間は鉄道と同じぐらいになる。約5時間。新幹線を使う方が気分的に楽な気がするので、そちらにする。
22:00
映画「The Dark Knight」を観る。
ジョーカー役のヒース・レジャーは、この「精神を病んだ大量殺人者」の役作りのために撮影4ヶ月前から「ジョーカー日記」を付けていた。そしてそのあまりにも真摯な取り組みのためか睡眠障害を患う。
撮影中2007年11月のインタビューでは「先週は平均2時間ぐらしか寝ていない。体は疲れているのに、頭が働き続ける。」と言っている。睡眠薬を、1錠では効かないので2錠飲んで、それでも1時間ほどぼうっとした後にまた起きることもあったという。
ご存知のように彼は、今年1月に薬の過剰服用により亡くなった。享年28歳。
この「ダークナイト」を僕はあと2・3回は観たいと思う。それほど複雑でテンポが速く、「善とは、悪とは何か」という問いかけに満ちている。
検察官ハーヴィー・デント役のアーロン・エックハートもいい演技をしていて、ハンス・ジマーの音楽も素晴らしい。撮影時37歳だった監督クリストファー・ノーランの偉大な才能に敬意を表する。
Diary: 2008-08-31 Sun.
August 28 - 30 (Miles Davis)
(8月28日、2008)
マイルス・デイビス「アガルタ」(1975)を聴く。これは駄作だ。こんな物を「マイルス・デイビス」というブランド名に惑わされてありがたがっている人達がかわいそうだ。彼らは一刻も早くMasa Okaの音楽と出会うべきである(笑。それから、こんなものを世間にバラまいて利益を得てきたソニー・ミュージックの連中は恥を知った方がいい。
続いて「The Man With The Horn」(1981)を聴く。一転、こちらは素晴らしい。これは引退宣言をして数年間活動を止めていたマイルスが復帰した時の作品で、このアルバムの発表自体が世界中の音楽ファンにとって感動的な出来事であった。
ここでのマイルスは、マイク・スターンのハードロック寄りのエレキギター、チョッパー奏法を駆使するマーカス・ミラーのエレキベース、シンセサイザー、アル・フォスターのファンキーなドラムグルー ヴなどを得て期待に応える以上の成果を上げている。
*Milesの英語での発音は「マイルズ」。チョッパー奏法は英語で「slapping」。
(8月29日、2008)
新曲、作曲作業。
(8月30日、2008)
耐熱ボウルを初めて料理に使ってみる。楽だ。鮭の切り身などは熱すると脂が沢山出るのでタッパーでレンジ加熱するのは難しかったが、これで問題ない。油と相性がいいと言う人参も、刻んで油を絡めてからボウルでレンジ調理すると旨い。
新曲、作曲作業。コーラス部分の詞を書く。
日記2
Diary: 2008-08-28 Thu.
August 27 - 28 (Movie: Pull It Down)
(8月27日、2008)
10:00?12:00
映画「August Rush」を観る。(「奇跡のシンフォニー」というダサい邦題は何とかして欲しい。)
これは音楽を主題に据えた映画で、マイミクさんがお勧めしてくれた。評判どおり、サウンドトラックは素晴らしい。マイケル・ヘッジズのギター・インスト、教会で歌うシーンのゴスペルなど、いい曲が入っている。
正直に言ってストーリー的には少々無理があると思った。かいつまんで言うと、シンガー・ソングライターの父とチェロ奏者の母の間に生まれながらも誕生直後から孤児として育った少年が、やがて奇跡的な音楽才能を発揮するようになるという話。
どんな親の元に生まれようとも、教育を受け訓練を積まないとどのような才能も発揮できない。音楽の才能は遺伝的なものではない。バッハの家系が200年に渡って音楽家を輩出し続けたのは、200年に渡ってバッハ家が音楽教育の伝統を絶やさなかったからだ。
この映画の主人公の両親は共に音楽家だが、生まれてすぐに親から離されたのだから音楽才能についての条件は特に優位という訳ではない。この少年が「特別な才能を遺伝的に受け継いだ」という前提に基づいて進むこの映画のストーリー展開に、いささか強引な、またナイーヴな(青臭い)ものを感じる。
が、それはそれだ。人がわざわざ教えてくれた映画をコキおろしてそのままシラッとしているのはいけない(笑。前述のように、サントラは面白い。マイケル・ヘッジズという名前を聞いたことがないなら、彼のアルバムを聴くか、この映画を観るかすればいい。押尾コータローのギタープレイはヘッジズからの影響が大きい。
18:00?20:00
新曲、作曲作業。
20:00?22:00
英語作詞、DTMレッスン。和歌山在住の生徒さんである。東京に用事で来たついでにレッスンをと。Masa Okaのことは、ウェブサイトで知ってくれたらしい。僕も和歌山出身だと知っていて連絡をくれたのかと思ったらそうではなかった。僕もですと言うとかなりびっくりしていた。そりゃするだろう。和歌山県の人口というのは、47都道府県中39番目というぐらい少ないのだ。
(8月28日、2008)
13:00?15:00
「Pull It Down」(←僕の最新曲です)ムービー制作作業。完成。YoutubeにUP。
Diary: 2008-08-26 Tue.
August 25 - 26
(8月25日、2008)
14:00?15:00
新曲のためにギターリフを録る。今回はポリスのアンディ・サマーズのようなクリーントーンのプレイ。
19:00
昨日に続いて、プリンスのライブビデオ。1987年の「Sign O'The Times Tour」。Purple Rain Tourの時と色んな面で違うが、特に顕著なのはテナー・サックスとトランペットを入れたという点。アレンジにおけるホーン・サウンドの比重が上がった。
87年なのに、何だかもう90年代のような音に聞こえるのは僕だけか。
80年代は「打ち込み」が初めて音楽のメインストリームに参画するようになった時代で、90年代は打ち込みに「意外な形で」生楽器を加えるのがクールだとされた時代のように思う。
2管のホーン・セクションを使って打ち込みとファンクとジャズのハイブリッドのような音を出したプリンスの87年のステージは、もう90年代の匂いを嗅ぎ取っている。
そして、Purple Rainではゲスト・パーカッショニストだったシーラ・Eが、Sign O'The Timesではドラマーとして全面参加している。シーラ・Eは演奏も上手いし、スティックを大きく振る時にバストが揺れるのでとてもセクシーである(笑。
22:00
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン:Dead Man's Chest」を観る。エキゾチックな世界でテンポよく展開するアクションの仕掛けが楽しい。この楽しさはインディー・ジョーンズ・シリーズに比肩し得る。知的な深みという面では多分負けるだろうが。
(8月26日、2008)
14:00
ジョアン・ジルベルト「Live at Montreux」(1987)を聴く。アルバム全体が素晴らしいが、11曲目の「Pra que discutir com Madame」が特にいい。
「ボサノヴァの神様」と形容されるこの人は、「バスルームで練習して自分のスタイルを見つけた」とか、コンサートでは「遅刻・ドタキャンの常習者」であるとか「会場のエアコンを切らせる」などの逸話があり興味深い。
14:30
ウクレレ・レッスン。
17:00
ギター・レッスン。
19:00
ゴスペル・レッスン:「Joyful, Joyful」。「天使にラブソングを2」(Sister Act 2)でローリン・ヒルが歌っている曲だ。ラップ・セクションもあるのでMasa Oka的にも熱くなれる曲である。
http://www.youtube.com/watch?v=C_c_MHkba5c
Diary: 2008-08-25 Mon.
August 24
(8月24日、2008)
10:00
アル・ジャーロウの1983年のアルバム「Jarreau」を聴く。キーボードにデヴィッド・フォスター、ギターにジェイ・グレイドン、ドラムにTotoのジェフ・ポーカロを迎えた歌物ウエストコースト・フュージョン。
ジャーロウの歌唱力もバンドの演奏力も高い。
12:00?14:00
下北沢、ギターレッスン。Key of Bmでのインプロヴィゼーション。
15:30?16:30
多摩センター、ギターレッスン。「Desafinado」「Wave」「The Girl From Ipanema」
19:00
ブレッツから次回ブレッツェン出演者の発表があったので、そのイベントの紹介ページを更新する。僕も出ます。9月12日です。
20:00
洗濯物が溜まっていて今日は雨。でもこれから5日ほど雨が続くという予報なので洗って室内干しにする。玄関の通路の壁に伸縮性の物干し竿を取り付けて干す。冬用の赤外線ストーブを使って周囲の空気を乾燥させる。ストーブの前に譜面台を置いて、それに1枚ずつタオルなどをかけて乾かしていく。
22:00
プリンスの1985年「Purple Rain Tour」のライブ・ビデオを観る。音、踊り、ステージセット、衣装、照明と総合的なエンタテインメントとして見て、この頃のプリンスは世界一だったのだろうと思う。マイケル・ジャクソンはダンスでは勝つが音楽はここまで面白くな い。
23:00
すっかりプリンス化されて、ダンスの練習を始める。冗談ではない。僕のライブにとってもダンスは重要である。 ステップやターンは問題ないが、脚を頭上まで蹴り上げることが出来ない。体が硬いようだ。今日からこれを改善していくぞ。
Diary: 2008-08-24 Sun.
August 22 - 23
(8月22日、2008)
インクレディブル・ボンゴ・バンドの「アパッチ」という曲からサンプリングされたブレイクビーツを使って曲作りを始める。(アパッチ・ビートのMP3)
サンプルではあるが、多分法的な問題はないだろう。使うのは1小節分だし、これまでこのビートを使って数えきれないほどのダンストラックが作られてきた。次はアートコア・ドラムンベースで行こう。
(8月23日、2008)
17:00?19:00
Masa Okaの最新曲「Pull It Down」のムービー制作作業。イラストレータとプレミアという2つのアプリケーションを同時に立ち上げて進める。
ピアノを弾く友人から電話。原曲の半音下のキーで練習したい曲があるので、MP3ファイルを移調して欲しいとのこと。キューベースで、テンポを変えることなく音程だけ変えることが出来るのですぐにやって送る。
22:00
渋谷、Bar Ear。こないだブレッツで一緒に出たCXがDJをしているので。
今日は食わないが、カウンターで旨そうなタコ焼きを焼いている。CXは今日もいい選曲をしていて、ミキシングが上手い。
11:30
電車の時間が気になるので、もう出ないといけない。せっかく女の子が増えてきたというのに残念だ(笑。なぜ東京の電車は夜12時ごろ運転をやめるのか。きっとタクシー会社と協定を結んでいるに違いない。